日本画、どのように保存したらいいですか?

日本画は絹、和紙などに天然素材の絵の具を活かし、膠(にかわ)で接着する日本画独特の手法を使って描くものです。それゆえ、日本画を上手に保管するのも、なかなか難しいものです。完璧に保管するのは無理だとしても、大体どんな感じで保管するのがいいのでしょうか。

本当に、当たり前のこととして、UVは避けた方がいいでしょう。彩るも、保管するにしても、日光が当たらない所に行なう。

湿度ですが、湿度が大きいのはカビの原因になるので、湿度が高くなるような場所は避けます。ですが、湿度や温度が余りに低くても、塗られていらっしゃる絵の具に亀裂が生じたり行なう。乾燥していれば有難い、というものではないのです。ほどよい湿度(5割位)、少々気持ちいいくらいの温度、物悲しい場所がいいのですが、自分の家にずいぶんそういう適した場所を捜しあてるのは難しいでしょう。そうなると、出来るだけ、それに近付けるような場所、ということになりますね。

ほとんど、温度が登る二階はだめ、ということになります。しっかり家の一階で、物悲しい所、そうすると押し入れがいいかもと思ってしまいますが、押し入れは湿気がこもり易いので、ダメ。当然台所の戸棚も、水を使う場所ですから適しませんね。なら、どこにすればいいの、と思ってしまいますよね。それで、人間が暮らしていて、居心地の良い環境の所に保管やるしかない、ということになります。

人間が暮らして居心地が良いのも、適度な湿度と適度な温度、UVが当たらない場所ですよね。そうすると、エアコンをかけてる時間の長いリビングがいいかもしれません。こうした場所に彩るなり、リビングにおける戸棚に保管すれば良いかもしれませんね。

そして、何年も何年もおんなじ絵を飾りっぱなしにするのも良くありません。埃が付きますし、蛍光灯からも至極弱いですが紫外線が出ているので、絵を休ませて売ることが大切です。出来たら、通年に一回は代えてあげましょう。掛け軸のように、額に入れずに専ら飾っておくものは、なお更だ。季節ごとに付け替えるのが掛け軸ですが、例えば漢詩だけが書いてあるような季節感のないものだと、何年もおんなじものを掛けてしまうこともあるかもしれないので、気を付けましょう。2014iufro.org